桜の木の下で、出会った僕たち
話が盛り上がっていると、ガラガラガラと新しい担任が入ってきた。新しいクラスメイトがドタバタと自分の席に戻る。それに合わせて僕も。
新しい担任は、去年隣のクラスの担任だった人だ。クラスでは、やったー、とか、えー、と言った声が響き渡っていたが、僕にはどうでも良かった。
ただ咲良が本当に、ここに転校してきたのか知りたかった。隣の席にはまだ誰もいない。
「じゃあ、今から体育館に移動するぞー遅れずになー」
そう言われ、みんなが移動し始めた。僕らもその波に乗って移動した。
体育館は春だというのに蒸し暑かった。県ではトップ五位の中に入るくらい生徒数は多いのに、体育館はそれほど大きくもないからだろう。
体育館の硬い床に座りながら始業式を待つ。なぜだか脇から汗が少しだけ流れたりもする。
新しいクラスメイトが話す事を盗み聞きしていると、教頭の静かにしなさいと共に、咲良が後ろのドアから入ってきた。
前とは違う、セーラー服に、ポニーテールの長い黒髪。
誰もが後ろから舞台へと歩いている咲良を見ている。途中であの子可愛い、とかタイプかも、とかの声も聞こえた。
それほど彼女は綺麗だってことだ。
「転校生の花村咲良さんです」
舞台の上に上がった時、ハキハキとした男の教頭はそう言った。
「隣の県から来ました、花村咲良です。よろしくお願いします」
咲良はぺこりとお辞儀をした。拍手に包まれ、咲良は舞台を降りて行った。
どうしてか分からないけど、僕は舞台の横の机に座った咲良を何度もチラチラ見ていた。咲良は気づいているのかな。
その後の始業式の内容は、あんまり記憶にない。
始業式が終わり、教室に戻り、少しすると咲良が入って来た。ドアが瞬間がドラマのように、咲良に風とスポットライトが当てられ、動きが遅くなった気がした。
「今日から、このクラスでお世話になります。花村咲良です。よろしくお願いします」
明るく咲良はそう言い、クラスで拍手が起こった。
「じゃあ、花村さんはあそこの席ね」
担任はそう言い、僕の席の隣を指差した。そして僕と咲良も目が合った。
少し驚いた表情をした後、前に見た優しい笑顔に変え咲良は僕の隣に座った。
「光、まさか同じ中学校で、さらに席も隣なんだね。よろしく」
小さい声で咲良は僕に話しかけた。よろしく、と言った後咲良はウインクをしていた。彼女はアイドルだろうか。
「うん。よろしく」
僕もそっと返した。なんだか嬉しいようなドキドキするような、不思議な気持ち。
新しい担任は、去年隣のクラスの担任だった人だ。クラスでは、やったー、とか、えー、と言った声が響き渡っていたが、僕にはどうでも良かった。
ただ咲良が本当に、ここに転校してきたのか知りたかった。隣の席にはまだ誰もいない。
「じゃあ、今から体育館に移動するぞー遅れずになー」
そう言われ、みんなが移動し始めた。僕らもその波に乗って移動した。
体育館は春だというのに蒸し暑かった。県ではトップ五位の中に入るくらい生徒数は多いのに、体育館はそれほど大きくもないからだろう。
体育館の硬い床に座りながら始業式を待つ。なぜだか脇から汗が少しだけ流れたりもする。
新しいクラスメイトが話す事を盗み聞きしていると、教頭の静かにしなさいと共に、咲良が後ろのドアから入ってきた。
前とは違う、セーラー服に、ポニーテールの長い黒髪。
誰もが後ろから舞台へと歩いている咲良を見ている。途中であの子可愛い、とかタイプかも、とかの声も聞こえた。
それほど彼女は綺麗だってことだ。
「転校生の花村咲良さんです」
舞台の上に上がった時、ハキハキとした男の教頭はそう言った。
「隣の県から来ました、花村咲良です。よろしくお願いします」
咲良はぺこりとお辞儀をした。拍手に包まれ、咲良は舞台を降りて行った。
どうしてか分からないけど、僕は舞台の横の机に座った咲良を何度もチラチラ見ていた。咲良は気づいているのかな。
その後の始業式の内容は、あんまり記憶にない。
始業式が終わり、教室に戻り、少しすると咲良が入って来た。ドアが瞬間がドラマのように、咲良に風とスポットライトが当てられ、動きが遅くなった気がした。
「今日から、このクラスでお世話になります。花村咲良です。よろしくお願いします」
明るく咲良はそう言い、クラスで拍手が起こった。
「じゃあ、花村さんはあそこの席ね」
担任はそう言い、僕の席の隣を指差した。そして僕と咲良も目が合った。
少し驚いた表情をした後、前に見た優しい笑顔に変え咲良は僕の隣に座った。
「光、まさか同じ中学校で、さらに席も隣なんだね。よろしく」
小さい声で咲良は僕に話しかけた。よろしく、と言った後咲良はウインクをしていた。彼女はアイドルだろうか。
「うん。よろしく」
僕もそっと返した。なんだか嬉しいようなドキドキするような、不思議な気持ち。