【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
それを見たきょーくんが

「わかった!とってくる!」

と返事をすると急いで階段を駆け下りて行った。

私は苦しそうな碧くんの手をぎゅっとそっと握る。

碧くん…ごめんね…雨に濡れたせいだよね…私のせいだ…

「…澪ちゃん…?」

私はコクコクと必死に頭を動かして頷くと

「手…ありがとう…握っててくれる…?」

ホワイトボードを握りしめて碧くんに見せる。

【もちろんです。握らせてください】

それを見た碧くんは

「…ありがとう」

そう言って苦しそうに目を閉じた。

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