【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
その言葉を聞いたきょーくんは目を見開くと恐ろしいほど怖い顔をする。
「ふざけんじゃねぇっ!!こいつは声が出ねぇんだよ!!事情も知らねぇで勝手なこと言ってんじゃねーよ!!二度と近寄んな!!失せろ!!」
きょーくんがものすごい勢いで冷たく言い放つ。
「な、なによ!!もういいわよっ!!」
そう言って女の子たちは私から離れていった。
「澪……、ごめんな?気づくの遅れた…」
きょーくんは両手の買い物袋を床にドサッと置くと、涙を流す私を優しくぎゅっと抱きしめた。