【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
「勝手に殺すな、お前の声が聞こえた…。ま、ちょっと掠っちまって弾き飛ばされたけどなー、まぢでいてぇ…ははっ」
そう言って笑うと優しい瞳で私を見る春琉くん。
「……ご…めん…ねっ…?…ひくっ…」
「…俺が悪かったからまぢでごめん…まぢですげぇ後悔してた。ちゃんと謝れてよかった…」
そう言って怪我をしていない左手で私の涙を掬う春琉くん。
「…ほん…と…に、よかった…」
私が泣き笑う顔を見た春琉くんはポツリと呟く。
「お前…本当に声出せるようになったんだな」