【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
EP25:澪の初恋。
その後、碧くんと寮に帰る頃にはすっかり日が暮れてしまった。
「ただいまぁ」
「たっだいま〜!!」
私と碧くんの声が玄関に響き渡る。
サボったこと…なんか聞かれないかな…?
と思いながらリビングに入ると
「おーおかえりっ、碧お前、澪とどこいってたんだよー?」
と明るく笑うきょーくんが迎えてくれた。
「えへへっ遊園地デートっ!!」
いつも通りに碧くんはきょーくんに明るく答えていた。だけど少しだけ赤い目に胸がチクっと痛む。