【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
「いーよっ!今日は僕が澪ちゃんを笑顔にさせてあげれたから、今日のところはそれで満足してあげるっ!
…でも…もし…春琉くんが澪ちゃんのこと泣かしたりしたら許さないよっ!すぐにでも奪いに行くから覚悟しててねっ!諦めてなんかやんない…っ」
そう言って碧くんは私の手をそっと離した。
離れる手が…寂しかった…。
そして私の頭をいつもの優しい笑顔でぽんぽんっと撫でてくれた。
夕日に照らされた碧くんの笑顔は、少しだけ目が潤んでて…だけど今までで一番かっこいい男の子の顔をして笑っていた。