【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
そして、放課後になる。
先生に呼ばれたきょーくんを教室で待ちながら窓から外を眺める。
私の視線の先にいるのは、一人で帰っていく春琉くん。
たまに女子に絡まれては嫌そうな顔をしながら追い払ってて、相変わらずだな〜なんて思う。
「…ふふふっ」
「…何一人で笑ってんの?」
そう言っていつの間にか戻ってきたきょーくんが隣にいた。
「な、なんでもないよっ…ごめん行こうか?」
「…はぁ…澪ってわかりやすいよな
春琉見てたんだろ?
こんなに避けられてても…やっぱ好きなの?」
そう言って真剣な顔をするきょーくん。