【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~

そして寮に着くと春琉くんが買ってくれたエプロンを着けて…さっきまでの暗い気持ちを無理やり吹き飛ばして荷解きを始めた。

すると春琉くんはチラリと私を見て

「似合ってんじゃん…。あと……お前の家はもうここだから」


そう言って私から目を逸らすと私の部屋で荷解きを手伝ってくれた。


そう言ってくれる春琉くんに胸の中がぎゅっとなった。


鼻がツーンとして泣いちゃいそうだ…。


グッとこらえて文字を書いていく

【ありがとうございます。みんなの為にがんばります】


ホワイトボードを春琉くんに見せて涙をこらえて笑った。


春琉くんはチラリと文字を見たあとは、少しだけ耳が赤かった。


そしてボソッと

「別にそんなにがんばる必要ねぇよ」

と、優しい声が聞こえてきた。

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