【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
春琉くんはホワイトボードの文字を読んだあと、目を見開くとすぐにフイッと視線を逸らし
「…ふーん…男との大切な思い出ねぇ…」
と微妙な顔をしている春琉くんに私は不思議に思って顔を傾けると目線を逸らされた。
そして
「別になんでもねぇよ…片付けするぞ」
と春琉くんはこっちを見ずに片付けを再開した。
どうしたんだろう…。
そんな春琉くんに不思議に思いながらも私は手を動かす。
そして、視線を窓に向けると窓の空がオレンジ色に染まっていることに気づき私は慌てて立ち上がる。
やばい!!洗濯物!!出かけてて忘れてたぁ…
急いでペンを持つとスラスラと文字を書く
【洗濯物とりこんできます】
ホワイトボードを春琉くんに見せると私は急いで部屋を出て階段を駆け下りた。