【キミの声をきかせて】~声を失った少女は、四人の王子に溺愛される~
それどころか、彼の体からは女の子の甘い香水の匂いがふわりと漂ってくる。
そして響也くんの顔は、とても疲れ切っていて何かにひどく苛立っているような暗い瞳で私をジッと見下ろすと
「……お前、なんでまだ起きてんの」
酷く冷たい目で、威圧するような低い声で私に言い放った。
…この人は本当にあの響也くんなの…?
その瞬間、明るくて優しい「澪ちゃん!」とニコニコ近寄ってきてくれた響也くんを思い出した。
だけど…目の前にいる響也くんとはあまりにも違くて私の胸はそんな響也くんに胸がぎゅ…っとなった。