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わたしは一人首を捻る。
「別に仲直りしなくても良いんじゃない?」
「えっ」
「結婚式がゴールじゃないし、二人の生活は続いてるわけだし。納得した形で、話し合えると良いんじゃない」
箕輪さんがこちらを見る。ぽかん、と口を開けて。
てきとうなことを言い過ぎたかも、と部長へ視線を向けると、同じ顔をしていた。
「与会さんって、ときどき深いこと言うねえ……」
「ふかい……ですか?」
「泣きそうです」
バッと顔を覆う箕輪さんに、困惑する。泣かないで、とティッシュを差し出した。
「俺も泣きそう」
「部長は自分で拭いてください」
「ひどい、泣きそう」