カフェオレでも飲みながら
4.文芸クラブ
学校には放課後にいろいろなクラブがある。
全部ボランティアで運営されているクラブだが、来ている生徒の数も多く、とてもにぎやかだ。
伊織とよく似ている伊織のお母さんは、学校のクラブの運営委員をしていた。
「昨日放課後学校に来たけど、図書室が開いてた。」
伊織が言った。
「そうなの?」
「うん。夕方の図書室も雰囲気あったよ」
伊織と私は中休み、二人で話していた。
「クラブがあったから来てたんだ。剣道クラブあったから。昨日は面白かったな」
伊織は学校じゃない場所で剣道を習っている。
暇になると、伊織は学校のクラブにも顔を出すのだ。
「朝田さんもクラブ来ればいいのに」
伊織が言った。
「面倒くさいから、いい」
「面白いよ?。何もしてなかったら、大人になって後悔するよ。」
「本だったら読んでるよ」
私が言った。
私は本が好きだ。
読書は私の重要な癒やしの一つだ。
できることなら本の世界に行きたい。
「クラブは時間も遅いし、親が心配する」
私が言った。
「時間を気にしてるの?。僕が送っていくよ」
伊織が顔を上げた。
「同じ時間に剣道やってるから。入会用紙から何から、やってあげる。全部書いてあげるよ。」
「やることあるから、いい」
私は言った。
「朝田さん、強情。ほんとにクラブ入ろうよ。夕方学校で遊ぼうよ」
伊織が言った。