春は眩しくて、届かない



陽奈はそんなりのんを見て、
ふっと優しく笑った。



「ほんとよかったね」



その言葉に、
少しだけ目を丸くする。


春の風が桜の花びらを運んでいく。


陽奈はジュースを飲みながら空を見上げた。



「2年生終わるとか信じられなくない?」



「……わかる」



「なかなか濃い一年だったなぁ」



その言葉に、
静かに笑った。


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