財閥令嬢の私が、三つ子の不良御曹司に世界を教えられるなんて
「さっきの奴らは、六花をナンパしようとしてたんだ。」

カンパ(募金)…?カンパなら協力した方が良かったのでは?」

「いや、カンパじゃなくて、ナ・ン・パ。あの男たちは、六花と遊んで、連絡先交換とかして、まぁあわよくばホテルに連れ込んでオトナなことできればな〜なんて思ってる下賤な奴らだったんだ。世間にはそう言う男いっぱいいるし、六花は可愛いからボディーガードがいなければ絶対すぐに声をかけられる。今度から知らない人に声をかけられても、パーティー会場以外では相手にしちゃいけないよ。」

「う、うん。さっきはごめんなさい。」

そう言って目を伏せ、気まずそうにクリームソーダを、ストローで一口飲む六花。

うん可愛いな。

って言うか、六花のメイクって全然くどくないよな。黒龍の倉庫にやってくるような塗り壁女とは違って、薄いのに可愛さが引き立っちゃってる。

……でも、心なしか、六花は今日は良く翼に話しかけている気がする。翼も碧も気づいてないけど、女慣れしてる俺は嫌でも察しちゃう。

……ひょっとして六花は翼のこと好きなんじゃないかって。

【side 蓮 fin】

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