完璧イケメン御曹司に寵愛されています。
Chapter 1
びっくりな出会い。
中学校を卒業したのは数ヶ月前。あんなに涙でいっぱいだった冬の息吹ももういない。
私、嬉野亜湖は今日から高校一年生です。
私が入学した学校は、光華校等学園県内トップクラスを誇る新学校でいわゆる上流階級の人たちが通う学校だ。
芸能科、進学科、普通科、そしてこの学園特有なのがエリート科があるところ。
このエリートクラスには国内有数の大企業のお坊ちゃんつまり御曹司しか入れないクラス。ここのクラスの人と人脈を持ちたいと光華学園に入ってくる人も少なくないとか。
「亜湖!そろそろ行かないと遅れるよ!」
「あ、ごめん奈緒ちゃん!今行くよ」
「亜湖、そろそろその髪の毛結ったら?邪魔じゃない?」
彼女は原木奈緒ちゃん、私がど緊張で臨んだ入学式で優しく声をかけてくれた数少ない人。
「うーん、私この髪型気に入ってるから。」
奈緒ちゃんに指摘されているのは、小さい頃から二つ結びに結んで重たい前髪に分厚いメガネこれは小さい頃から変わらない。
「ゼッタイ眼鏡取った方が可愛いのに」
「あはは、奈緒ちゃんはお世辞が上手だね」
この格好をするようになったのは中学生のとき、クラスの男の子にいじめられたことが原因だった。そのせいで私は一時期学校に行けなくなってしまって、その時お母さんがくれたのがこの分厚いメガネ。
母は劇団で働いていてもういらなくなった伊達メガネのお古を私にくれたんだ。
これつけていると、守ってくれていると少し安心できるから。