完璧イケメン御曹司に寵愛されています。
あっという間にお昼休みの時間。いつもは奈緒ちゃんと食べているけれど、今日は部活の集まりで行ってしまった。
今日は少し気分転換に外でピクニックをしようと中庭に出る。少し奥に出ていくとテレビでよく見るような綺麗な花が一面に広がる花畑が見えた。
「花が綺麗だからここで食べようかな。」
少し日陰になっている木の横でお弁当袋からお弁当を取り出す。お弁当の時間が一番の楽しみ!お箸を取り出してご飯を口に含む。
お母さんの卵焼き、美味しくてとっても好き。
二つ入っていてもう一つの残っていた卵焼きを頬張ろうとしたとき卵焼きの一つが視界から消える。卵焼きを目で追うと誰かの口の中に入っていってしまった。
「た、だまご焼きっ!!」
「…………あ?」
大好きな卵焼きを取られて、少しイライラしながら卵焼きの行方を追う。そうして見上げると、見慣れない制服を着た1人の男の子が立っていた。
キリッとした切れ長の目、薄い唇に白い制服を着こなすスタイル。全てが完璧と言っていいほど全てが整っていた。
「お前が俺の昼寝の邪魔をしたんだろ」
「へ、?」
「ここは、俺の特等席なんだよ」
昼寝のな、と付け足す彼は少し話すと私の横に座り込み今度は私の膝に頭を乗せた。いわゆる膝枕だ。
「ちょ、ちょっと!何するんですかっ!」
「ぐだぐだ言うな少し枕になれ」
私の言うことは一切聞かずそのまま顔の方に手が伸びてくる。すると、カシャンと眼鏡が外れた。
「……は?」
時間が止まった気がした。