色褪せて、着色して。Ⅷ~スノードロップ編~

「ただいま、戻りました」

 突如現れた、国王の遠い親戚であるオーロラ姫のせいで。
 国家騎士はみーんなオーロラ姫の虜になり、
 我が夫の太陽様と護衛のスズメは仕事のため、オーロラ姫のそばで護衛することになり。
 我が侍女であり、友人のバニラはオーロラ姫の食事の面倒を見ることになり。
 私のそばにいるのは、トペニだけになった。

 だが、私は不運なことに連れ去られ。
 鎧を着た国家騎士に尋問を受けるはめになった。

「お疲れでしょうから、お休みなさいませ」
 すっかりと泣き腫らした目でバニラが言った。
「バニラ、トペニ心配かけてごめんね」
「大丈夫なんすか? 見たところ、怪我はしてないようっすけど」
「うん。面談していただけだから。ちょっと極秘で」
 面談するのに、何故連れ去られるのだと2人は思っただろう。
 だが、もう夜も更けていて、遅い時間だったし。
 それ以上、追及はしてこなかった。

 シャワーを浴びて。
 バニラに髪の毛を乾かしてもらい。
 しっかりとスキンケアをして。
 ごろんとベッドに横になった。

 なんかもう。
 わけわかんなすぎて。
 考えたくない・・・
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