色褪せて、着色して。Ⅷ~スノードロップ編~
 バニラも、スズメも、太陽様も。
 ずーとオーロラ姫のところに、入り浸っているというのに。
「えーと…?」
 バニラが黙り込んでいるのに。
 質問していいのかわからない。
 王族事情というのは、秘密がつきもの。
 私も訊いていいのだろうか…。


「俺。オーロラ姫の護衛、クビになりました」

 あっけらかんと言い切った太陽様に。
 私は声も出ないくらい驚いて、
 太陽様を凝視してしまった。
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