君の隣で、私になれた
そして首。
「……っ」
シーツを握りしめる。
一つ。
もう一つ。
更にもう一つ。
止まらない。
「これで莉桜は誰にも取られない」
「……」
私は返事がわからない。
そして。
湊はまだ止まらない。
「でもまだ足りない」
肩。
腕。
胸。
お腹。
「湊…、待っ…っ」
手を動かそうとする。
「動くな」
持ち上げられた脚。
太ももにチクリとした痛み。
「……っ」
「全部…俺のだって分かるように」
全身を這う唇。
そのたびにそれぞれの場所が熱を持つ。
ーー数時間後。
ベッドに座る湊。
湊の脚の間に座る私。
「これで安心」
全身につけられた赤い跡。
湊はそれをなぞって満足そうに笑う。
後ろから抱き締められる。
首が少し熱い。
腕も。
胸も。
太ももも。
全身が熱い。
明日はまた隠さなきゃ。
でも。
湊の腕の中は。
いつもより温かく感じた。