君の隣で、私になれた

第34話「琉生だから安心」



ーー2次会。


結婚式場を出る。



「二次会行こう!」

「賛成!」


紅羽の提案で。


4人で近くのバーへ入った。

照明は少し暗い。

けど人は多くて雰囲気は明るい。



「乾杯!」

グラスが鳴る。


披露宴の話。

料理。

余興。

新郎新婦。


「あの手紙やばかった」

「私泣きそうだった」

「紅羽泣いてたじゃん」

「泣いてない!」

「泣いてた」

「見てたの!?」

笑い声。


お酒も進む。


カクテル。

ハイボール。

ワイン。



気付けば。

一人4〜5杯ほどは飲んでいた。




その時。


紅羽が急に立ち上がる。

「よし!今日は特別!」

「テキーラいこ!!」


「は?結婚式だぞ」

新が呆れる。

「だから!めでたいじゃん!」

「意味分からん」



しばらくして。

レモンの乗ったショットグラスが4つ。



「乾杯!!」


「くっ……!やっぱ強っ!!」

紅羽が顔をしかめる。

隣で莉桜も小さく咳き込む。

「思ったより……すごい」

顔が少し赤くなる。


俺と新は普通に飲み干す。

「全然いける」

「水みたい」

「盛るな」

また笑う。


4人で飲みに行くことは何回もあった。

けどこんなふうに。

強いお酒を一緒に飲んだのは初めて。



ーー10分後。


「もう一回!」

少し酔った紅羽は勢いが止まらない。

「紅羽やめとけ」

「いけるいける!」


新の制止は却下されて。

追加で4杯。


「乾杯ー!」


二回目のテキーラ乾杯。

この4人では珍しい大学生ノリ。



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