君の隣で、私になれた
ーー莉桜side.
4人で部屋に集まる。
話が盛り上がる。
それによってみんなお酒も進んでる。
「てかさ!」
紅羽が缶を持ったまま身を乗り出す。
「みんなはどうなの?恋愛!」
「まずはー…秘密主義の新から!」
「なんで俺」
不満そうな表情の新。
「一番謎だから!」
「彼女いたことは?」
「ある」
「え!?」
紅羽と琉生が同時に声を上げた。
「まじ!?」
「いたの!?」
私は思わず笑う。
大学2年の海で聞いたことがある。
「どんな子!?」
「野球部のマネージャー」
「へぇ!青春!」
「てか、新って野球部だったの?」
「そう。」
「っぽすぎる!」
紅羽が爆笑する。
「意外性ゼロだな!」
琉生も一緒になって笑う。
「黙れ」
新が笑いながら缶を口に運ぶ。
「そういえば。」
紅羽が私たちを見る。
「みんな何部だったの?」
「紅羽は?」
琉生が聞く。
「バレー部!」
「へぇ、ちょっと意外!」
「分かる」
新も頷く。
「帰宅部で毎日遊んでそう」
「毎日ギャルしてそう」
「なにそのイメージ!」
バシッ。
左右の頭を順番に叩く。
「いてっ。」
「普通に痛い。」
また笑い声。
紅羽がこっちを見る。
「莉桜は?」
「予想は…吹奏楽!」
「茶道」
「華道!」
「なんでどんどん文化部になるの」
私は思わず吹き出す。
「バスケ部!」
「……え?」
3人が止まる。
「えぇ!?意外すぎる!」
「まじ!?」
「意外だな」
反応が面白くて笑ってしまう。
「俺も!」
琉生が身を乗り出す。
「バスケ部!一緒じゃん!」
パンッ。
自然にハイタッチ。
「えー!」
紅羽が笑う。
「でも琉生は予想通り!」
「サッカーかバスケだと思ってた!」
新が呆れたように笑う。
「4年もいて今知るのか」
「ほんとだねぇ」
紅羽が笑ってすぐに新を見る。