君の隣で、私になれた

第47話「既に会いたい」



ーーー社会人1年目の夏。

ーー琉生side.



社会人1年目。

7月。

福岡出張。


仕事がすべて終わって。

ホテルへ戻る途中。


福岡タワーが見えた。


「綺麗だな」

思わず写真を撮る。

そのままま4人のグループLINEへ送る。


4人のグループLINE。

『出張で明日まで福岡!』

『夜景きれい。』


すぐ既読が付く。


ーー紅羽。

『いいなーー!!』

『もつ鍋食べたーい!!』


ーー新。

『遊んでないで仕事しろ』


ーー俺。

『もう仕事終わったわ』


返しながら笑う。



その時。


ーー莉桜。

『え!私、明日福岡便!』



「……え?」

思わず画面を見直す。


ーー莉桜。

『折り返しで羽田戻るから』

『帰りの便、一緒だったりして。笑』

『さすがにないか』


ーー紅羽。

『えーー!奇跡起きて!!』


ーー新。

『さすがに確率低そう』


俺も笑う。


ーー俺。

『まぁ、さすがにないよな』

『でも飛行機ANAだから可能性はある』


そう返信してスマホを閉じた。




ーー翌日。


福岡空港。


仕事を終えて。

上司と羽田行きの便へ乗り込む。


「やっぱCAさんってさ。」

隣を歩く上司が笑う。

「美人多いよなぁ」

「たしかに」

俺も笑う。


「営業も合コン多いけど」

「CAはなかなか繋がんないよなー」

「紹介してくれる人いないかなー」

「……」


その瞬間。

頭に浮かんだのは莉桜だった。


昨日のLINEを思い出す。

「……いや。」

苦笑いする。

さすがにないか。


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