君の隣で、私になれた


ーーー数日後。

ーー莉桜side.


また羽田空港。

お迎え。


「おつかれー!」

「おつかれ!ありがとう!」


助手席へ乗る。

シートベルトをしめる。


すぐ隣には琉生。

前まで何とも思わなかったのに。

今日はドキドキする。


途中でコンビニに寄る。

アイス。


「今日は何?」

「梨!」

「また梨?」

琉生は呆れたように笑う。

「美味しいじゃん」


昔と同じ。

でもアイス交換。


「食べる?」

口の前にスプーンが差し出される。


……。

これ、最近は普通だったよね。

その時は何も考えずぱくっと食べれた。


今日は。

「……。」

少しだけ迷う。

なんでこんなの意識してるんだろ。


ぱく。


「うまい?」

「……うん、美味しい」

まともに目が見られない。

琉生は「?」くらい。


私はあることを思い出す。

「そうだ、琉生聞いて!」

「ん?」

「来週から国際線乗る!」

「香港とソウル!」


思わず笑みが溢れる。

「やっと国際線デビューできる」

「……。」

琉生は止まる。


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