君の隣で、私になれた


ーーー琉生side


プロポーズ。


たったそれだけの言葉なのに頭から離れない。

離れるわけがない。

だって…

あいつが誰かのものになる未来なんて考えたこともなかったから。



いや違う、

考えないようにしていただけだ。





俺は空を見上げる。

そしてふと思い出す。

全部の始まりだった、あの日を。

大学1年の春。

まだ、何も知らなかった頃。
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