氷の旦那さまに愛されて、15歳の私ははじめての恋を知る。

本当の幸せ

静かになった寝室で、清正様はほっと息を吐き、ベッドの陰で縮こまっていた私をベッドの上に引き上げた。
「怖がらせてすまない、小雪。……もう、お前を脅かすものは誰もいない。これからはずっと、俺の隣で幸せに笑っていてくれ」
清正様の大きくて温かい手が、私の頬を包み込む。
私はもう、怯えていなかった。
「清正様……。私を信じて、守ってくれて、ありがとうございました。私……清正様のことが、世界で一番大好きです」
生まれて初めて、自分の言葉で伝えた愛の告白。
それを聞いた清正様は、一瞬信じられないというように目を見開いた後、耳まで真っ赤にして愛おしそうに微笑んだ。
「……ああっ、なんて可愛いことを言うんだ。もう一生、離さないからな」
おでこ、頬、そして最後に唇へ。
何度も何度も、甘くて優しいキスを落とされる。
孤独だった15歳の私は、頼もしくて少し独占欲の強い「氷の旦那さま」の腕の中で、本当の愛に包まれる幸せを噛み締めていたのだった。


(めでたし、めでたし。つまり、完結!)
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