Hidden love.
Episode4
週明け、いつも通り職場に向かい、いつもの騒然としたオフィスに入る。
今日の午後、私と航平、大樹、人事部長の齋藤さんを合わせ、話し合いをする予定だった。胃がキリキリとする。完全にストレスだ。
いつも通り仕事をしながらも、頭の中は今日のことでいっぱい。今日の話し合いに、桐生さんは当然同伴しない。
もちろん話し合いの場に同席してもらえるのかは聞いてみたりもした。その時の回答が納得いくものだったので、何も言うことはないのだけれど、やはり不安は不安だ。
* * *
「あの、当日は同席は厳しいですよね?」
「はい。というか、私はいない方がいいと思います。椿さん的にも」
「え、どうしてですか?」
「椿さんが弁護士をもう立てていると知ると、こっちも弁護士と相談するから一日待ってくれとか、そんな言葉で逃げられる可能性があります。当事者同士と会社だけの会話にするなら、私はいない方が。それと、大樹、君は明日聞くだけに徹してね」
「何も言わなくていいわけ? 判断は?」
「あくまで中立って態度を示すためにも、後のことは人事部長と話して伝えるって言った方がいい。あまり強い態度で出たらパワハラとか今度言われかねないから、何か言ったりはしないこと。後、隠れて録音すると相手の思わぬ言動とかを手に入れられるのでいいこともありますが、当日は堂々と録音してください。下手なこと言えない状態で追い詰める方がこちらとしてもやりやすいので」
* * *
そんな桐生さんの指示だった。やることははっきりとしているのに、不安は不安。どんなに話し合いを重ねようと拭えない。
今日の午後、私と航平、大樹、人事部長の齋藤さんを合わせ、話し合いをする予定だった。胃がキリキリとする。完全にストレスだ。
いつも通り仕事をしながらも、頭の中は今日のことでいっぱい。今日の話し合いに、桐生さんは当然同伴しない。
もちろん話し合いの場に同席してもらえるのかは聞いてみたりもした。その時の回答が納得いくものだったので、何も言うことはないのだけれど、やはり不安は不安だ。
* * *
「あの、当日は同席は厳しいですよね?」
「はい。というか、私はいない方がいいと思います。椿さん的にも」
「え、どうしてですか?」
「椿さんが弁護士をもう立てていると知ると、こっちも弁護士と相談するから一日待ってくれとか、そんな言葉で逃げられる可能性があります。当事者同士と会社だけの会話にするなら、私はいない方が。それと、大樹、君は明日聞くだけに徹してね」
「何も言わなくていいわけ? 判断は?」
「あくまで中立って態度を示すためにも、後のことは人事部長と話して伝えるって言った方がいい。あまり強い態度で出たらパワハラとか今度言われかねないから、何か言ったりはしないこと。後、隠れて録音すると相手の思わぬ言動とかを手に入れられるのでいいこともありますが、当日は堂々と録音してください。下手なこと言えない状態で追い詰める方がこちらとしてもやりやすいので」
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そんな桐生さんの指示だった。やることははっきりとしているのに、不安は不安。どんなに話し合いを重ねようと拭えない。