よそ見してんじゃねーよ。〜前腕フェチ看護師が、クールな外科医の独占愛に捕まりました〜
次の日。
私の勤める脳神経外科は、朝からバタバタしていた。
朝一から瀬名先生のオペが入っている。
瀬名先生は、うちの病院ではイケメンNo.1で、ドクターとしても優秀で有名だ。もうすぐ他の病棟の看護師と結婚するとかで、最近さらに輝いて見える。
フリーの時よりも最近の方がより、人気増したんじゃないかなと思うくらい。
私の推しである須波先生よりも圧倒的人気だ。
患者さんのオペ出しを終え、病棟に戻ろうと来たエレベーターが開く。
中には、スクラブ姿でパンツに両手を突っ込んだ須波先生がひとり立っていた。
「須波先生!お疲れ様です!」
「お疲れ様です」
一瞬視線が合ってすぐに逸らされる。
クールだ。今日もクールだ。
うん、私はやっぱり須波派だ。
先に降りる須波先生は、扉側へ一歩前に出た。
私は少し斜め後ろに立ち、自然と一点を見つめる。
いい。
やっぱり最高。
「須波先生の腕が、一番カッコいい」