よそ見してんじゃねーよ。〜前腕フェチ看護師が、クールな外科医の独占愛に捕まりました〜

 白過ぎない、この美しい美肌。

 マッチョではないけど、この程よい筋肉。

 そして見事に浮き上がる血管。

 ザ・パーフェクト。

 最高です。

 やっぱり先生に勝る相手はいません。

 ありがとうございます。

 採血管に規定量引けるまでのこの時間。

 先生の腕をガン見して、目にも脳裏にも焼き付ける。

 そんな私に、チラッとクールな視線が注がれたことには気づきもしなかった。

 「……ありがとう」

 そう言って先生は颯爽と立ち去った。

 ありがとうって。

 ありがとうだって!

 あの須波先生が、ありがとうだって!

 きゃー!とまた心の中で悲鳴を上げながら、物品を捌いていく。

 もう今日はご飯いらないかも。

 お腹いっぱい、幸せ。
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