地味な私が人気者の幼なじみに溺愛されています。

私から逸らされたその目に、迷いの色が見えた。


普段なら何でもはっきり言う人なのに。


そんな姿を見るのは珍しかった。


だからこそ、これから話されることがどれだけ大事なのか分かってしまう。


私は答えを待っている。


今にも飛び出しそうな期待を抱えながら。


けれど皐月は、その期待に気づいていないようだった。


いや、気づいているからこそ慎重になっているのかもしれない。



< 47 / 276 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop