ネックとプロポーズ

第二話

あれから何日か経った。

和泉くんの様子が少しおかしい。

……いや、普段通りに接してくれてはいるけれど、決定的に変わってしまったことがある。



和泉くんの部屋に、入れてくれなくなった。



(なんで? 気持ち悪いとか思ってる?)



そんなに嫌だった?

ってか、そんなに嫌がることなんだろうか?

……まぁ、それは人それぞれ考えがあるんだろうけれど……。



(でも、完全に嫌がっているようには思えないんだよね)



だって昨日、私の部屋に来た。

今までと同じようにご飯を食べて。

同じようにふたりでダラダラして。

同じように恋人の時間を過ごした。



ただ、私が和泉くんの首元の匂いを嗅いだり、頬をすり寄せるなどは、我慢するようにした。

その魅力にちょいちょい負けてしまったけれど、おおむね我慢はした。

こっそりぬくもりを感じて癒されるくらいは、まぁ、セーフな気がしたから。
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