君といた日々。
5
「ゲ、ゲイル…」

いじめっ子のゲイルが来た。

ゲイルは、僕が図書館の館長の息子だからという理由で、虐めてくる奴だ。

(何でこんなところに…)

「よぉ(笑)」

「な、何…」

「いや、お前がなんか強く願ってたからよぉ。面白くて来たんだわっ(笑)」

見られていたのかという恥と、馬鹿にされたという悔しさが混ざった。

僕の心の中で、怒りがフツフツと湧き上がってくる。

だが、何も言い返せなかった。

言い返したら殴られるからだ。

「あ?なんだこれ。」

ゲイルがグイッと強く手を引いてきた。

「ゔっ、痛い、やめて…!」

「はぁ?コーラルストーン?何でこんなのに祈ってんだよ、気持ち悪っ!」

ゲイルはそう言うと、フィオナから貰ったコーラルストーンを奪い取った。

「あ、返して…!」

「こんなの!」

ゲイルがコーラルストーンを叩きつけ、壊そうとした瞬間、

「やめなさい!!」

と後ろから、声が聞こえた。
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