君といた日々。
6
その声の正体はフィオナだった。

「は?」

僕は安心し、フィオナの方へと振り向く。

「フィオナ…!ん?!」

(人間になってる…?!)

そこには、昨日とは全く違う姿でフィオナが立っていた。

ゲイルを睨みつけ、今にも攻撃をしそうな体制で。

「誰だよお前!」
とゲイルがフィオナの方へと拳を上げながら走り出した。

「フィオナ…!!」

このままではフィオナが危ない。
そう思い、僕もフィオナの方へと走った。

「私の友達をいじめるなっ!!歌魔法、「ヴォイス・ブレイク」!〜♪」

「うわぁぁぁぁっ!!」

僕が着く前にフィオナが殴られる訳でもなく、

僕がゲイルに殴られる訳でもなく、

吹き飛ばされたのは、ゲイルのほうだった。

「いってて…」

「それ。返して。」

「ひっ、ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!」

ゲイルは、悲鳴を上げながらコーラルストーンをフィオナに渡し、逃げていった。
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