限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
美形の上に戦闘能力がこんなにも高い王太子様なんて、世界どこを探してもギャレット様お一人しか居ないのではないだろうか。
とは言え、私は婚約者とは言え期間限定で、この先結婚する訳でもない。
ギャレット様が世界でも特別素敵な男性であることは、そんな私にとっては何の役にも立たない情報だった。
「本当に……この身に余る幸運を賜り、とても有り難いことですわ」
そう言って私は彼の手をさりげなく外し感謝を述べ行儀良くカーテシーをしたのだけど、ギャレッド王子は不満そうな顔のままだった。
いいえ。実はその理由は真っ赤な嘘で、王妃様が私を貴方の婚約者にと選んだのは、家が火の車で大きな弱みを持ち権力で脅しつければ、簡単に好きに出来る……王族と婚姻が許される程度の地位を持つ、とてもとても珍しい高位貴族の令嬢だからです。
「では……何故、ローレンはそんなにも、俺への対応が他人行儀で冷たいんだ?」
「まあ……そうは意識してはおりませんでした。ギャレット様があまりにも素敵な方ですので、どうしても目の前にすると緊張してしまうのかもしれません」
とは言え、私は婚約者とは言え期間限定で、この先結婚する訳でもない。
ギャレット様が世界でも特別素敵な男性であることは、そんな私にとっては何の役にも立たない情報だった。
「本当に……この身に余る幸運を賜り、とても有り難いことですわ」
そう言って私は彼の手をさりげなく外し感謝を述べ行儀良くカーテシーをしたのだけど、ギャレッド王子は不満そうな顔のままだった。
いいえ。実はその理由は真っ赤な嘘で、王妃様が私を貴方の婚約者にと選んだのは、家が火の車で大きな弱みを持ち権力で脅しつければ、簡単に好きに出来る……王族と婚姻が許される程度の地位を持つ、とてもとても珍しい高位貴族の令嬢だからです。
「では……何故、ローレンはそんなにも、俺への対応が他人行儀で冷たいんだ?」
「まあ……そうは意識してはおりませんでした。ギャレット様があまりにも素敵な方ですので、どうしても目の前にすると緊張してしまうのかもしれません」