限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
私の涙のながらの訴えにより、両陛下は胸を打たれたことになっている……らしい。
けれど……冷静に考えてみると、無理があり過ぎると思う。玉座に座る王からのお達しだから、白いものも黒くなってしまうのだろうけど……。
それに、一番大きな誤算は、ギャレット殿下が私に対し興味を持ってしまったということだ。
これまで武芸の腕を磨くことが唯一の趣味だったと聞くし、私という婚約者がいきなり出来てしまい、彼は少々おかしくなってしまったのかもしれない。
私がイーサンを選び逃げてしまった時のギャレットは、どうなってしまうのだろうか。それは、もう避けて通ることは出来ない。
何も知らないギャレット様にこれでもかと好意を向けられ優しくされるたびに、私が憂鬱になってしまうのも仕方がないと思う。
まるで恋人のような甘い言葉を使われるたびに、私は逃げたくなる。だって、彼は私の婚約者であっても婚約者ではないもの。
客が来ていると聞いて自分の宮の応接室に入り、その人物が誰であるかを見て私はすぐ人払いをした。
「……王妃様に呼ばれたの?」
けれど……冷静に考えてみると、無理があり過ぎると思う。玉座に座る王からのお達しだから、白いものも黒くなってしまうのだろうけど……。
それに、一番大きな誤算は、ギャレット殿下が私に対し興味を持ってしまったということだ。
これまで武芸の腕を磨くことが唯一の趣味だったと聞くし、私という婚約者がいきなり出来てしまい、彼は少々おかしくなってしまったのかもしれない。
私がイーサンを選び逃げてしまった時のギャレットは、どうなってしまうのだろうか。それは、もう避けて通ることは出来ない。
何も知らないギャレット様にこれでもかと好意を向けられ優しくされるたびに、私が憂鬱になってしまうのも仕方がないと思う。
まるで恋人のような甘い言葉を使われるたびに、私は逃げたくなる。だって、彼は私の婚約者であっても婚約者ではないもの。
客が来ていると聞いて自分の宮の応接室に入り、その人物が誰であるかを見て私はすぐ人払いをした。
「……王妃様に呼ばれたの?」