限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
 けれど、やはり先のことを思うと憂鬱だった。

 優しく純粋なギャレット様を傷付けてしまうことが、やはり嫌だった。いっそ嫌われてしまいたいと思うけれど、状況的に無理だし。

 心から望んでいるかというと、それもまた、何か違う気がする。

 ペルセフォネ様の社交界デビューは迫り、悲劇へと向かう道すじは、刻一刻と近づいて来ていた。


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