限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。
「ギャレッド様のお気持ちや行動は婚約者だからと、私には縛れませんので。お好きにどうぞ。思う存分、女遊びを楽しまれてください」
物わかり良く私がそう言えば、ギャレッド様は見るからに機嫌を悪くした。
「っ……何でだよ! なんでそんなにも、冷たいんだ。ローレンは……俺を好きで……だから、俺の婚約者になったんだろう?!」
私は一時的な婚約者で貴方に対し恋愛感情を見せれば、すべての取引を反古にするという条件が課せられているので……言葉だけは貴方を好きと言い、態度では何も示せない。
そういった契約なのです。
「私の方はギャレット様をお慕いしておりますが、私たちは恋愛結婚ではなく、結局のところ家同士に都合の良い政略結婚です。他に好きな方が居る可能性もあることは、良く理解はしております。これからも決して、ギャレット様の邪魔は致しません」
笑顔できっぱりと言い切った私に、ギャレット様は慌てた様子で首を横に振った。
「他になんて……居るわけっ……もう良い!」
赤くなった顔を片手で覆いギャレット様はくるりと背中を向け、バタバタと足音高らかに去っていった。
物わかり良く私がそう言えば、ギャレッド様は見るからに機嫌を悪くした。
「っ……何でだよ! なんでそんなにも、冷たいんだ。ローレンは……俺を好きで……だから、俺の婚約者になったんだろう?!」
私は一時的な婚約者で貴方に対し恋愛感情を見せれば、すべての取引を反古にするという条件が課せられているので……言葉だけは貴方を好きと言い、態度では何も示せない。
そういった契約なのです。
「私の方はギャレット様をお慕いしておりますが、私たちは恋愛結婚ではなく、結局のところ家同士に都合の良い政略結婚です。他に好きな方が居る可能性もあることは、良く理解はしております。これからも決して、ギャレット様の邪魔は致しません」
笑顔できっぱりと言い切った私に、ギャレット様は慌てた様子で首を横に振った。
「他になんて……居るわけっ……もう良い!」
赤くなった顔を片手で覆いギャレット様はくるりと背中を向け、バタバタと足音高らかに去っていった。