ライオンのサーカス




 夕方になって、サヤを送り出そうとドアを開けると、お城の付き人が5人、疲れ切った顔で顔をのぞかせた。

 
「うわっびっくりした。居るなら声掛けてくださいよ。」


 シロウが言うと、


「サヤ様に、声をかけるな、ときつく命じられて居りまして。」


と言いながらサヤの顔を見た。


「あんた、おひい様がそれで良いの?」


 カナトが言うとサヤは笑いながら、


「なんでも良いんです。わたくし姫ですから。」


 と杖を振りながら笑った。


「カナトさんも三角関係、頑張られてください。」


 カナトにそう言ってからサヤは、


「そうそう、モネさん、カナトさん、シロウさん、わたくし言いそびれて居りました。そろそろさん付け、様付け辞めて良いですこと?。わたくし、あなた達ともっとお近づきになりたいの。」

「確かに。僕達同じ年ですしね。」

「かったる。最初っからそう来いよ。」

「もちろん。」

 
 モネ達が応えるとサヤは、


「じゃあ、モネ。また。」


 とにっこり笑顔で言って、魔法の絨毯に飛び乗った。


「さよなら。」

「さよなら。」


 モネ達はサヤを送り出してから、遅い夕食を作って、3人で食べてからその日はみんなモネの家に泊まって帰った。


 

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