君の隣。~一番愛した人の裏切り、泥沼のモラハラ彼氏。傷だらけの私を最後に救ったのは、10年間私を忘れられずにいた「親友の元彼」でした~
新
波が運ぶもの
2年生に進級して、嬉しい出来事があった。
幼馴染である真美が、私と同じハンドボール部のマネージャーとして入部してきてくれたのだ。
それからは、私、真美、明里、千春の4人で、部活終わりによく他愛のない話をすることが多くなった。
クラスは離れてしまったけれど、こうして部活のあとにみんなで集まっておしゃべりする時間が、何よりの楽しみだった。
さらに私は、気の合う明里と一緒にアルバイトも始めることにした。
学校終わりや部活帰りにも無理なく通いやすい、近くの飲食店。
新しい環境での生活は新鮮で、毎日がぐっと充実していくのを感じていた。
そんな2年生になってすぐの頃、楽しみにしていた修学旅行で沖縄へ行くことになった。
基本的にはクラスごと、あるいはクラス内のグループ行動がメインの予定だったから、「新太とゆっくり話せる時間はあんまりないかな……」と、少し諦めていた。
ーーーーーー
修学旅行、当日。
沖縄での旅程は2泊3日。
青い空と海が広がる様々な観光地を巡りながら、移動の合間や自由な時間に、新太や勇斗、クラスの他の友達ともたくさん写真を撮って思い出を残した。
修学旅行の2日目。
その日はみんなでお土産を見る予定になっていて、私たちはたくさんのお土産屋さんが軒を連ねる賑やかな通りへとやってきていた。
色々なお店を覗いているとき、ふと、あるネックレスが目に留まった。
それは、ガラスの部分に光を当てると、まるで沖縄の美しく透き通った海そのものが閉じ込められているかのように、きらきらと眩しい輝きを放つものだった。
じっと見つめていると、お店の人が優しく声をかけてくれた。
「波のデザインにはね、幸せを運んできてくれる力があるって言われているんだよ」
その素敵な言葉に胸がときめいて、私は新太へのお土産として、私と新太の2人でお揃いで持つためにそのネックレスを購入した。
あの日から心のどこかにあった新太への小さな不安が、この綺麗なネックレスを見ていると、少しだけ軽くなるような気がした。
ーーー
その日の夜。
夕飯はグループごとのバーベキューだった。
私の4人グループのうちの1人の子が、お肉を食べ終える頃に「このあとの自由時間、私、部屋に戻らないでそのまま彼氏のところに行ってくるね!」と嬉そうに言った。
すると、残りの2人も「あ、じゃあ私たちは友達の部屋にちょっと顔出しに行ってこようかな」と立ち上がる。
気づけば、私はぽつんと1人になってしまっていた。
どうしようかな、真美や明里の部屋に遊びに行こうかな。
そう思って彼女たちにLINEを送ろうとスマホを開いた、ちょうどその時。
画面に通知が表示され、新太から一通のLINEが滑り込んできた。
『自由時間ってどんな予定?』
『グループのみんなが「彼女のとこ行ってこい」って言ってくれたんだけど、時間ある?』
予期せぬ新太からの誘いに、ドキンと心臓が跳ねる。
ホテルのすぐ裏には、夜の静かなビーチが広がっていた。
私は新太に返信をして、その波の音が聞こえる海辺で、2人きりで会うことにした。
幼馴染である真美が、私と同じハンドボール部のマネージャーとして入部してきてくれたのだ。
それからは、私、真美、明里、千春の4人で、部活終わりによく他愛のない話をすることが多くなった。
クラスは離れてしまったけれど、こうして部活のあとにみんなで集まっておしゃべりする時間が、何よりの楽しみだった。
さらに私は、気の合う明里と一緒にアルバイトも始めることにした。
学校終わりや部活帰りにも無理なく通いやすい、近くの飲食店。
新しい環境での生活は新鮮で、毎日がぐっと充実していくのを感じていた。
そんな2年生になってすぐの頃、楽しみにしていた修学旅行で沖縄へ行くことになった。
基本的にはクラスごと、あるいはクラス内のグループ行動がメインの予定だったから、「新太とゆっくり話せる時間はあんまりないかな……」と、少し諦めていた。
ーーーーーー
修学旅行、当日。
沖縄での旅程は2泊3日。
青い空と海が広がる様々な観光地を巡りながら、移動の合間や自由な時間に、新太や勇斗、クラスの他の友達ともたくさん写真を撮って思い出を残した。
修学旅行の2日目。
その日はみんなでお土産を見る予定になっていて、私たちはたくさんのお土産屋さんが軒を連ねる賑やかな通りへとやってきていた。
色々なお店を覗いているとき、ふと、あるネックレスが目に留まった。
それは、ガラスの部分に光を当てると、まるで沖縄の美しく透き通った海そのものが閉じ込められているかのように、きらきらと眩しい輝きを放つものだった。
じっと見つめていると、お店の人が優しく声をかけてくれた。
「波のデザインにはね、幸せを運んできてくれる力があるって言われているんだよ」
その素敵な言葉に胸がときめいて、私は新太へのお土産として、私と新太の2人でお揃いで持つためにそのネックレスを購入した。
あの日から心のどこかにあった新太への小さな不安が、この綺麗なネックレスを見ていると、少しだけ軽くなるような気がした。
ーーー
その日の夜。
夕飯はグループごとのバーベキューだった。
私の4人グループのうちの1人の子が、お肉を食べ終える頃に「このあとの自由時間、私、部屋に戻らないでそのまま彼氏のところに行ってくるね!」と嬉そうに言った。
すると、残りの2人も「あ、じゃあ私たちは友達の部屋にちょっと顔出しに行ってこようかな」と立ち上がる。
気づけば、私はぽつんと1人になってしまっていた。
どうしようかな、真美や明里の部屋に遊びに行こうかな。
そう思って彼女たちにLINEを送ろうとスマホを開いた、ちょうどその時。
画面に通知が表示され、新太から一通のLINEが滑り込んできた。
『自由時間ってどんな予定?』
『グループのみんなが「彼女のとこ行ってこい」って言ってくれたんだけど、時間ある?』
予期せぬ新太からの誘いに、ドキンと心臓が跳ねる。
ホテルのすぐ裏には、夜の静かなビーチが広がっていた。
私は新太に返信をして、その波の音が聞こえる海辺で、2人きりで会うことにした。