元カノの恋愛小説が映画になったので、忘れたはずの初恋が大ヒット上映中です

時計とドタキャン

約束の日が訪れた。

今日までの日々は、正直落ち着かなかった。

理緒と会う約束をしたのは、三回目。
中学時代に二回、そして今回だ。

中学時代の二回は、どちらも約束が果たされることはなかった。

だから、もし会えたなら、これが初めてになる。

三度目の正直なのか、それとも二度あることは三度あるのか。

時計を見る。

まだ朝の九時だった。
待ち合わせは十八時四十五分。
九時間以上ある。

昨日のうちに服は決めた。
靴も磨いた。
待ち合わせ場所も確認した。

なのに、落ち着かない。

中学生じゃあるまいし。

そう思うのに、気付けばまた時計を見ていた。

――おかしいだろ、これ。

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