元カノの恋愛小説が映画になったので、忘れたはずの初恋が大ヒット上映中です
ただ、理緒と未来を会わせるためにレストランへ付き合うだけだ。
理緒の同級生も来るらしいから、二人きりってわけじゃない。
デートでも何でもない。

なのに、この高揚感は何だ。

理緒に会えることが、自分にとって何の意味を持っているのか……

――いや、違う。

これはただ、懐かしい気持ちになっているだけだ。

昔ちょっと親しかった友人に会えれば、誰だって嬉しいはずだ。

そう自分に言い聞かせる。
言い聞かせなければいけない時点で、もう怪しいと分かっていながら。
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