久我くんの過保護が止まらない!
全員の視線が集まった。

まずい。

この空気はまずい。

とてもまずい。

陽菜は必死に頭を回転させた。

「お、弟さんなんだねぇ~!」

出てきた言葉がそれだった。

全然誤魔化せていない。

だが本人は必死だった。

「えっと、その!」

「陽菜さん?」

渚がきょとんとする。

「家族って色々あるもんね!」

「そうなんだよ!!」

なぜか渚は元気よく頷いた。

「父さんもそう言ってた!」

「へ、へぇぇ~~!」

全然フォローになっていない。

むしろ掘り返している。

陽菜の背中に冷や汗が流れた。

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