久我くんの過保護が止まらない!
――気付いた時には、部屋の中が静かになっていた。

「……陽菜?」

返事はない。

湊が視線を落とすと、

陽菜は床に座ったままこくりこくりと船を漕いでいた。

「……」

数秒後―――こてん、と首が折れた。

完全に寝たらしく、湊は思わず眉間を押さえる。

「アホちゃうか……」

誰のために起きとったと思っとんねん。

陽菜はぴくりとも動かない。

完全に熟睡している。

昼間は学校。

帰ってからは買い物に夕飯作りに片付け。

その後も普通に家事をしていた。

疲れていないわけがない。

「……しゃあないな」

湊は小さく息を吐いた。

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