久我くんの過保護が止まらない!
そっと腕を伸ばす。

軽かった。

昔よりは重くなったはずなのに、それでも軽い。

抱き上げると、陽菜は無意識に少しだけ身じろぎした。

「ん……」

「そのまま寝とけアホ。」

小さく呟く。

そのまま廊下へ出る。

陽菜の部屋は数歩先だ。

慣れた足取りでドアを開ける。

ベッドにそっと寝かせた。

柔らかい布団に沈んだ陽菜は、幸せそうな顔で眠っていた。

「……」

湊はしばらくその顔を見下ろした。

長い睫毛。

少し開いた唇。

無防備な寝顔。

学校ではしっかり者で、家では家族の面倒を見て。

誰にでも優しいくせに自分のことは後回し。

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