久我くんの過保護が止まらない!
次の瞬間。

「どうした!?怪我したのか!?」

ものすごい勢いで駆け寄ってきた。

「どこだ!?足!?転んだ!?血は!?病院行くか!?救急車――」

「お父さん落ち着いてってば!」

恒一は話を聞かずに陽菜の肩を掴み、右へ左へと確認し始める。

「歩けるか!?痛くないか!?骨は!?骨折!?捻挫!?」

「だから違うって!」

「じゃあ何で裸足なんだ!」

陽菜が答えるより早く、

「下駄の鼻緒切れただけや、アホ親父。」

湊が呆れた顔で言った。

「……。」

「……。」

一瞬、リビングが静まり返る。

恒一はゆっくりと陽菜の手元を見る。

壊れた下駄にようやく気づいたようだ。

「あ。」

理解したらしい。

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