久我くんの過保護が止まらない!
「……鼻緒?」

「そう、切れちゃって。」

「だから背負って帰ってきた。」

湊が補足すると、恒一は「なぁんだ!」と胸を撫で下ろした。

「びっくりしたぁ……!」

その場にへなへなと座り込みそうになる。

「もう本当に下駄履けないくらいの大怪我しちゃったのかと思った……。」

「心配しすぎだよ。」

「娘が裸足で帰ってきたら心配するだろ!」

「だから鼻緒切れただけだって。」

恒一はまだ胸を押さえている。

「見た瞬間、『骨折した!?』って思うじゃないか!」

「思わへんて。」

湊が即答した。

「普通まず理由聞くやろ。」

「いや、だって!」

「お父さんは弁護士のくせに決めつけ早すぎなの!」

「うっ……。」

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