久我くんの過保護が止まらない!

湊の欲は止まらない

翌朝。

夏休み前とは思えないほど強い日差しが教室へ差し込んでいた。

ホームルームが始まるまであと数分。

陽菜は席で友人たちと話しながら、昨日撮った写真を見返していた。

「やっぱりお祭りって楽しいよね。」

「陽菜、結局何食べたの?」

「えっとね、たこ焼きに焼きそばに、かき氷に――」

「食べすぎじゃない?」

「あはは。つい誘惑に負けて....」

そんな会話をしていると、教室の前方から遠慮がちな声が聞こえた。

「あの……。」

振り向くと、そこには渚が立っていた。

渚は申し訳なさそうに頭を掻くと、陽菜へ向かってぺこりと頭を下げた。

「陽菜さん、ほんとごめんなさい!」

「え?」

「昨日のお祭り……急に行けなくなっちゃって。」

昨日ドタキャンしたことを気にしていたらしい。

「せっかく誘ってもらったのに、ドタキャンみたいになっちゃって!」

「そんなの全然気にしなくていいよ!」

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