久我くんの過保護が止まらない!
――そう思っていたはずだった。

なのに昨日。

浴衣姿を見た瞬間、目が逸らせなくなった。

花火より綺麗だと思ったし、

好きだと.........口にしてしまった。

湊の想いは陽菜には届かなかったけれど。

その気持ちは、もう誤魔化せないところまで来ていた。

「……渚。」

「うん。」

「陽菜は.....」

一瞬、言葉を選ぶ。

「陽菜は、簡単な相手ちゃうで。」

「え?」

「鈍いから。」

「あー……。」

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