久我くんの過保護が止まらない!
「何」

「言い方。」

「事実やし」

「事実でももうちょっとあるでしょ」

「ない」

「あるよ」

「ない」

即答。

しかし。

女子たちは気付いてしまった。

さっきまで自分たちに向けていた無機質な声と、

今陽菜に向けている声が微妙に違うことに。

男子も気付いていた。

教師もたぶん気付いていた。

本人たちだけが気付いていない。

「とりあえず」

陽菜が立ち上がる。

「ペア決まってないなら私と組む?」

「ん」

即決だった。

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