久我くんの過保護が止まらない!
湊には悪気がない。

本当にないのだ。

ただ、思ったことをそのまま言ってしまうだけ。

だから余計にたちが悪い。

「久我くんってさぁ」

別の女子が頬を膨らませる。

「もうちょっと優しくできないの?」

「十分優しいと思うやろ」

「どこが!?」

「別に断っとるだけやん」

湊は淡々と言う。

「期待持たせる方が失礼やろ」

その言葉に女子たちが一瞬黙った。

確かにその通りだった。

本人は全くフォローする気はないだろうが。

そこで。

「湊」

見かねた陽菜が声をかけた。

途端に湊がそちらを見る。

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