久我くんの過保護が止まらない!
どう見ても飽きている。

十年近くの付き合いなのだ。

もう慣れたものだった。

昔からそうなのだ。

一度理解した内容に延々付き合うのが苦手な湊は飽き症だ。

だから授業中もたまにこうなる。

「ほら、もう一回読む」

「だるいから嫌。」

「読むの!」

「覚えとるって」

「読む!!」

「……」

数秒の無言の抵抗。

しかし。

最終的に負けるのはいつも湊だった。

しぶしぶ教科書を開く。

「..........はい」

「よろしい」

陽菜が満足そうに頷く。

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